Playground – ナミビア

【Playground- ナミビア】 ナミビアに滞在中!発見したことなどいろいろ

砂漠・星・エコフレンドリー。『Dune Star Camp』に泊まってみました!

      2015/12/02

オープンしてまだ一年程度で、あまりナミビア国内でも知られていない『Dune Star Camp』に泊まってみました。

Dune Star Camp

1日につき1泊限定、7組まで。
チェックインは14時までに絶対。(サマータイム時は15時30分まで)

なにやら他の宿泊施設とは様子が違う模様です。特にチェックインの時間については何度か念を押されました。どうやら旅の途中に立ち寄って泊まれるような場所ではないみたいです。

 

この日はSwakopmundという海沿いの街からの移動だったので、ほとんどがグラベル道(未舗装で砂利の道)。グラベルはパンクやスリップや横転事故が多く、この日も何台かトラブっている車がありました。首都のWindhoekからもやはり総距離の3分の2くらいはグラベルなので、どのルートでもアクセスするには時間がかかります。

大自然しかない、ひたすらまっすぐな1本道をただ進むだけなのですが、道中にはガイドブックにも載っていない絶景ポイントや野生動物なども現れたりするので、それほど飽きることもなく無事に到着できました。

 

チェックイン。

チェックインはDune Star Campではなく、Namib Dune Lodgeというロッジです。このロッジには素敵なレストランやプールもあって、客室はたくさんあるようなので、この日もたくさんの観光客の方が宿泊されていました。Star Campまでは、専用の車が迎えにくるそうなので、ロビーでソファーで待つことにしました。

このロビーは無料Wifiエリアでした。このエリアの外、つまりStar Campではネットは使えない(さらに言えば充電もできない)ので、ここを出発したらしばらくは通信断捨離!

 

 

移動。

少し(いや、だいぶ?)遅れてガイド兼ドライバーさんが到着。
他の宿泊者とサファリ仕様のランドクルーザーに載って出発。今回は私たちグループとナミビアに在住するドイツ人カップルだけのようです。

車で10分程度、小高い岡をのぼっていくと見えてきました。
まだ部屋に入っていなくても確信しました。「景色、絶対やばい!!」と。期待が膨らみます。

Dune Star Camp

1棟1棟が離れになっていて、その中心に位置するレセプション兼食事エリアに案内されました。先ほどのロッジもまったくみえない、私たちだけで貸切の大自然。ミントの葉を浮かべた炭酸水のウェルカムドリンクが喉に染み入ります。

ここで施設の説明を受けます。

  • エコホテルなので水は地下水。飲んでも美味しいよ。
  • 電気はソーラーを利用しているので限りがある。
  • 電圧は安定していないのでカメラのバッテリーはたぶん平気だけど、携帯やパソコンはここで充電はしないほうがいい。コンセントレはセプションのみにある。(ガイドさんは自分の携帯をそれで壊してしまったようで、いつもロッジの方で充電しているそう。)
  • 温シャワーは使えるけれど、貯蔵されたタンク内の水を使い過ぎたり、朝になったら冷たくなってしまうので注意が必要。などなど。

不便だと思うよりも、これから訪れる夜が楽しみなのでまったくノープロブレム!

Dune Star Camp

ディナーの前にガイドさんの案内で、すこし散策ツアーにでかけました。
だんだん日が落ちてきて、空気も大地もさらにオレンジ色に染まっていきます。

 

 

ディナー。

指定された時間にレセプションにあつまると、キャンドルが灯され素敵なテーブルがセットされていました。

Dune Star Camp Restaurant

シェフの方が一品一品の料理の説明をしてくれました。
それにしても料理の品数が多くてびっくりです。ビュッフェ形式なので迷いましたがもちろん全品いっちゃいます。

肉をただ焼いただけの野生的な料理ではなくて、味付けも工夫されていて野菜の数も多くて嬉しい。
ガイドさんも一緒に大きなテーブルを囲んで家族のようにみんなで「いただきます」。

 

 

そして夜。

アメニティーグッズは、実は私が以前から気になっていたナミビアブランドのオーガニックなシリーズ。レモングラスのシャンプーやボディークリームに癒されます。

さっきまで部屋の正面に沈みゆく夕陽に感動していたばかりなのに、すこしずつ増えてくる星明かりにまた感動。
移動式のベッドをベランダに引っ張り出して、今夜は星空の下で眠ることにします。
(寒い人や外は不安な人は部屋のなかで眠るのもOKなように、ベッドは車輪がついていて移動式になっています。)

Dune Star Camp

 

Dune Star Camp

部屋の灯りも極力つけないようにしていたおかげか、虫がくることもなくて快適。
ふとんはふかふかで寒くない。
まるでプラネタリウムくらい数えきれないほどの満点の星。そして時々シューっと流れ落ちてくる流星。最高すぎる。

気付いたらすーっと眠りについていました。

 

 

翌朝。

翌朝、ガイドさんが部屋までお目覚めコーヒーとクッキーを運んで来てくれました。
身支度を整えたあと、朝の周辺散策ツアーへ。

ガイドさんはものすごく自然に詳しくて、ダンスをおどって求愛するというPeacock Spider(蜘蛛)の話や植物の生態についていろいろと説明してくれました。長くなるので内容は割愛。

部屋に戻り荷物をパッキング。
昨日の車でロッジへ移動しての朝食、チェックアウト。
あ、朝食ももちろん豪華で美味しかったです!

 

ここまでがパッケージされた宿泊の流れです。チェックインしてからチェックアウトするまで、誰にもそして時間にも邪魔されることがない贅沢なひとときを過ごしてほしい、そんなところからの1泊限定のプランだそうです。

ナミビアには雨季があるのですが、砂漠だけは年間でも5mmから85mm程度しか降水量がないので雨の心配はいりませんが、冬時期はおそらく夜は相当寒くなると思うので、外で寝てみたい方は5月から8月頭までを避けると快適に過ごせると思います。

Dune Star Camp

 

 

最後に、まとめ。

有名なソーサスフレイやDune45などのナミブ砂漠エリアはそれほどは遠くないので、ナミブ砂漠の観光に組み込むことをおすすめしたいです。今までにナミビア国内でいろいろ旅行させてもらいましたが、個人的にはベスト3に入るくらいの強烈な感動の体験ができました。

究極の癒し、スターヒーリングですね⭐︎

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