賃貸物件の探し方 in ナミビア
2015/12/02
-- Contents --
ナミビアでの賃貸物件の探し方。
(外国人やナミビア富裕層向け)
日本で賃貸物件を探すときには、インターネットや雑誌などで探して比較したり、とりあえず不動産屋に行って相談してみる、というのが多いですよね。
不動産屋でも業者間で物件情報を共有していることもあって、たとえ自社物件でなくても紹介いただけるので、条件に合うものの中から選び放題です。間取り図見るのも楽しいですよね。「ここに何を置いて〜♪」とか想像がふくらみます。
しかし、ナミビアで探すのは至難の技!
インターネットは普及していても、物件情報サイトはあまりないしメジャーではない。そしてエージェント(=不動産屋)もオーナーから委託されているだけが多いので、業者同士の連携も無いし、「この地域の物件に強い」というような担当地域もないのです。
こんな感じで、物件選びの方法も重要視される項目も違うので、特にナミビアに来たばかりの方が物件を探すはものすごく苦労します。私もその一人でした。
さて、日本とナミビアで物件選びでの条件の違いは?
- エリア
→重要ですが、土地名のブランド名(例えば麻布や広尾、関西だったら芦屋など?)はあまり重要でない。 - 駅からどのくらい?
→通勤や観光などで駅を利用することがほとんどないので、駅という条件はない。 - 築年数
→ペンキを塗ったりリフォームするので重要ではないし、物件情報にも掲載されない。 - 間取り
→これは重要。特にゲスト用のベッドルームや専用のシャワールームがあるかも重要。 - 構造や耐震性
→地震や台風などもないのでそれほど重要ではない。建築素材はコンクリートなのでだいたい同じ? - 日当たり
→気候的にほぼ一年中晴れている。隣の家同士がそれほど密接していないのであまり心配がない。
そしてナミビアでは
- プールがあるか?
- セキュリティは?
- 庭の広さ、Braai (BBQ) スペースは?
- 人によっては、住み込みのお手伝いさんを雇用する場合もあるので、その方の部屋があるか?
なども条件に入ってきます。
それでは具体的に、物件情報の内容や選び方についてみてみましょう。
探し始める前にしておく大事なこと。
地名を知る
まずは物件情報を探し始める前に地名を知らないと見当がつけられません。
Windhoekのエリアはこんな感じに区分されています。
Academia/Auasblick/Avis
Cimbebasia
Dorado Park/Donkerhoek
Eros/Eros Park
Greenwell Matongo/Goreangab
Hakahana/Havanna/Hochland Park
Katutura/Khomasdal/Kleine Kuppe/Klein-Windhoek
Lafrenz Industrial Area/Ludwigsdorf/Luxury Hill
Northern Industrial
Okuryangava/Olympia/Otjomuise
Pionierspark/Prosperita
Rocky Crest
Southern Industrial/Suiderhof
Wanaheda/Windhoek Central/Windhoek North/Windhoek West
そのエリアの治安を知ることも大事です。
日本の場合は学校の近くは安心して住める住宅街が多かったりしますが、ナミビアの場合では授業が終わった後やクリスマスなどのホリデーシーズンにほとんどひと気がなくなって、逆に治安上の問題がある場所もあります。
物件探しのツール
ナミビアでは物件探しの際にこれらのツールが使われることが多いです。
新聞広告、フェイスブックなどのSNS
新聞の広告欄、Classifiedsコーナーに物件情報が掲載されますが、物件数は少ない。
(ドイツ語やアフリカーンス語の新聞にしか乗らなかったりする情報もあり。)
知人の紹介
オーナーがエージェントを通さずに、直接知人に声をかけることも多い。母屋や近所に物件オーナーが住み、同じ敷地の別棟を貸し出すこともあります。
エージェントを介して
エージェントのオフィスに飛び込みで相談することはできないのでまずは電話でアポイントを取る。オフィスでは日本のように物件一覧などがあるわけではないので、相談のみになることが多い。
スーパーマーケットなどの掲示板
スーパーマーケットののレジ付近や入口付近に必ずある、掲示板に物件情報が貼られていることもあるが、あまり賃貸物件はなく、売り物件が多い。
想像力や直感が大事! テキスト情報から読み解く物件選び

TO LET は賃貸の意味
掲載される内容は?
間取り図はなく、ベットルームの数が基本になります。
それ以外に掲載される主な情報は
エリア、賃貸料、デポジット(予約金)、連絡先(電話番号・Emailなど)、入居可能日など。
【物件の種類】
家具あり物件= Furnished
一軒家タイプ=Townhouse
アパートタイプ=Flat
複合住宅=Complex(敷地内に同じような家が建てられている)
契約まで。そして、必ず確認しておく事項
良さそうな物件を見つけたら、まずは電話して内見の依頼をします。(Emailより確実)
内見の際は、住所を聞いて直接物件に行くか、エージェントと待ち合わせをする。日本のように不動産屋が迎えに来てくれることはほとんどないです。
契約前には以下についても確認しておきましょう。
- セキュリティー
十分でない場合には、セキュリティー設備を後から設置できるか?例えば、G4S(日本のセコムのような警備)バーグラバー(ドアや窓に別途の柵)、ペット可かどうか など。 - 次年度の賃貸料金
賃貸料はたとえ複数年の長期契約を結んでいても、毎年7〜10%値上げになることが多い。 - 水道光熱費の支払い方法
賃貸料に含まれていない場合には、支払い方法の確認。(プリペイド、銀行振込など)
皆さまが、よい物件に出会えますように⭐︎